リソースとは



 Javaの勉強していると「リソースの開放」とかよく聞く。単純にメモリエリアの開放の事だと思っていたが、どうもそうでは無いらしい。


 Eclipseの教科書を読んでいたら

 パッケージ・エクスプローラー上では、基本的にディレクトリーや.Javaファイルなどのようなファイルシステム上のディレクトリーやファイルではなく、ソース・フォルダー、パッケージ、クラスなどの、Javaに関連するリソースとして管理されます。

とあった。なんとなく意味は分かるが、これだと「リソース=メモリエリア」ではない。
 wikipediaでリソースを見ると

Javaにおけるリソースは、アプリケーションがUniform Resource Locatorを通してアクセスするデータのかたまり。一般にJARファイルに含めることが多い。また、「リソースバンドル」はキーと値をペアにしたデータ群であり、アプリケーションの国際化と地域化をする際に各国語対応のリソースバンドルを使って表示するテキストを変更する。

 ワカンネーよ。全くもって意味ワカンネー。
 データのカタマリ、はまだいいとして、JARファイルに含めるってどういうことよ?グラフィクスコンテキストもJARなの?キーって何?


 手持ちの解説書を読んでも

  • ECLIPSEファーストステップガイド・・・「リソース」の解説なし(リソースパースペクティブ・リソースの削除の解説はあり)
  • 逆引き早引きリファレンスJava・・・「リソース」の解説なし、というかこの用語そのものが使われて無い
  • Javaスタートブック・・・「リソース」の解説なし、というかこの用語そのものが使われて無い
  • 本格学習Java入門・・・「リソース」の解説なし、というかこの用語そのものが使われて無い



 どいつもこいつも使えねー。


 そこでIT用語辞典でリソースを引くと

 資源という意味の英単語。目的を達するために役立つ、あるいは必要となる要素。コンピュータの場合は何らかのソフトウェアやハードウェアを動作させるのに必要なCPUの処理速度やメモリ容量、ハードディスクの容量など。システム開発などにおいては、プロジェクトの遂行に必要な人手や資金、設備など。他に、資料や情報源という意味で使われることが多い。

 Windowsでは、プログラム内に埋め込まれている、テキストやウィンドウの内容、メニューの情報といった、プログラムが使用するデータをリソースという。ソースコード中にデータがハードコーディングされているものと違い、実行中にリソースの内容をメモリにロードしたり破棄したりできる。また、アプリケーションソフトが共通して利用する特殊なメモリ領域「システムリソース」の略を単にリソースと呼ぶこともある。

 うーん、分かりやすい。なるほどねー。しかしあまりにも万能すぎる用語ではないか?
万能すぎでどういう意味だが知らない人には掴みづらいぞボケ!


しかもWindows特有の用語を何の説明もなしに一般人の前に晒してんじゃねぇぞ!マイクロソフトのダァホがッ!!


 なにが「システムリソースが足りません」だ!


単に「メモリエリアが足りません」と言えばイイだけだろうがッ!


 それはそれとして、全ての技術者がこういう読める日本語を書いてくれると有り難いのだが・・・。