インストールさせてくれよ(泣怒)

 Sunの腹立つ仕様は更に更に続く。

 複雑怪奇なNetBeansを避け、シンプルなJavaSEをインストールすることにする。
 ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックするとインストールが始まる。ここで、カスタムセットアップのページの時に、4つのサブフォルダ(らしきもの。ハードディスクのような灰色のアイコン)が現れる。なんだろう?と二三個クリックするが変化無し。変だと思いつつもインストールを続行する。


 インストールが終了したので、念のため新しく出来たファイルを覗いてみる。・・・あれ?Javacという名前のファイルがないぞ!?他にも二三個ないファイルがある。既にインストールして使っている友人の同じフォルダをのぞいてみると、そこにはちゃんとJavacがある。
 訳が分からないがもう一度インストールをやり直す。今度はカスタムセットアップのアイコンを触らずに先へ進む。・・・今度は成功。Javacもある。
 うーん、訳も分からず触ったオレがいけないのか?クリックしても変化が無かったオレのPCがいけないのか?無駄にインストールをやり直した為に失われた10分間が悔しいが、・・・怒りのやり場がNeeeeeeッ!!

 それはともかく、さっそく教科書の通り、コマンドプロンプト(黒窓)でjavacを使い、書いておいたソースプログラム(Javaファイル)をコンパイルする。・・・いや正確にはしようとした。が、出来ない。・・・おかしいなぁ、ちゃんとJavaファイルの存在するディレクトリに移動したんだが。
 別の解説書を読むと、PATHを設定しなければならないそうだ・・・。


 知るかーーーーーっ(怒)!!!


 初心者としては、そういうことも自動もしくは手取り足取りやってくれるようであって欲しいのだがっ!


 などとわめいていたら、見かねた(または、静かにさせたかったのか・・・)隣の友人がJC pad(正式には「CPad for Java2 SDK」と言うらしい)の存在を教えてくれた。

簡単に「コンパイル」&「実行」ができるので、プログラミング初心者の学習用途はもちろん、ちょっとしたテストコードの実行に手間をかけたくない中上級者にとっても有用なツールとなっています。
きときと:製作者様
Vector:ダウンロードはこちらから

だそうです。
 うーんシンプル!しかも初期設定の時にPATHをどこにするか聞いてくれるので初心者にも優しい!しかし、優しいという事は初心者はこれが無いととたんに新しい環境を設定できなくなるということなのだが、どうせ一回ぐらいやったってすぐ忘れるのだから同じである!それならば、ここで投げ出す初心者を生まないようにすることの方が大事ではないだろうか?
 もちろん仕事でJavaを学ぶ人は石にかじりついてでもやらなければならないから困難な道でもやり遂げるのだろうが、私を含めた趣味でやろうとする人々は違う。


 20年前から変わっていないが、コンピューター関係の手引きやマニュアルはおよそ一般人には理解しがたいものが多すぎる。もちろん一から(クリックやドラッグなど)から教えていたらマニュアルは膨大な量になってしまう。しかしマニュアルだけでなくインストールや、初期設定も今回のように初心者に未知の操作を強いるものが多い。そしてそれらの操作は知らないと異常に煩雑であることがしばしばだ。「それは君の勉強不足!」という人(さっきの私の友人だ)がいるが、それは知っている者の言い草である。
 市販のソフトのサポートセンターの応対でも、技術者と思しき人間の初心者に対する蔑みの口調は有名である。彼らは忘れている。初心者に優しいソフトを開発したのではないのか?何も知らない者でもすぐ使えるソフトを開発したのではないのか?「分からない」という初心者の声は自分の無能さの現れであると思え!「知らなかった」という者の出現は、知らせずに通過させる技術がたりなかったのだと思え!


 話がそれた。
 とにかく、Jcpadを導入したおかげで、黒窓で操作することなくPATHを通せた。こういう便利なツールがどうしてSunではなく個人の手で作られなければならないのかっ!?・・・お金にならないから、だよねぇ・・・。やれやれ。